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株式会社 翔洋技研

SHO-YOH.GIKEN CORPORATION

マルチビーム測深

We will move forward step by step for society.
マルチビーム測深は、調査船に装着したソナーから扇状に発振した超音波ビームの反射波を受信し、水深を取得します。マルチビーム測深システムはマルチビームソナーのほかに、GNSS・IMU(動揺センサー)で構成され、船(ソナー)の位置と姿勢(傾き・横揺れ・縦揺れ・上下の揺れ)を計測し、水深と位置との補正を行うことで、精度の高い水深を取得します。
当社では、Teledyne Reson社のマルチビームソナー【SeaBat T20-P】とSBG Systems社製慣性航法センサー【NavSight EKINOXⅡ】を使用し、浅海域における超高解像度の測深調査から水深200m程度における測深調査まで対応しております。
また、SeaBatT20-Pのマルチディテクトというオプション機能を用いることで垂直護岸や微細な構造物もデータ取得の欠落無しに高精細に計測することが可能です。

計測概要

マルチビーム測深システムは、ソナーから音波(音響ビーム)を扇上に発射し、 音波が海底にぶつかってはね返ってくるまでの時間を測ることで水深を計算します。従来使用されてきたシングルビーム測深システムは、線でのみ水深を計測できるのに対し、 マルチビーム測深器は面上に水深を計測ができるため、広範囲かつ詳細な地形データの取得が可能です。また、計測した水深は、一般的な点群データとして出力できるため、 各種後処理ソフトウェアを使用することにより、3Dでの表示・解析・計測が可能です。
マルチビーム測深システム図

当社が保有するマルチビーム測深機は、最大512本の1°×1°の狭指向性ビームによって高精度なデータを取得することができます。さらにオプション機能を用いることで垂直護岸や微細な構造物もデータ取得の欠落無しに高精細に計測することが可能です。

操船誘導・データ収録・処理ソフトウェア【PDS】

当社は、操船誘導・データ収録・処理ソフトウェアとしてTeledyne PDS社製が開発した測深器用システム【PDS】を使用しております。このシステムは、調査計画、データ処理、エディット、体積計算、チャート化をはじめ、測深業務に必要なすべての機能を備えています。
マルチビームサーベイソフトウェアで一般的な、船舶誘導インジケータ、測深値のグリッド塗り、センサー情報の数値表示だけにとどまらず、マウス操作で自由に拡大・縮小・回転可能なリアルタイム3D 点群表示、システム内のあらゆるセンサー情報の時系列グラフ表示など、高いフレキシビリティを備えています。
護岸直近の取得データ

サンプルデータ 護岸直近の取得データ

ナローマルチビーム【SeaBat T20-P】について

SeaBat T20-P

当社保有の、Teledyne Reson社のマルチビームソナー【SeaBat T20-P】についての詳細は、下記のPDFカタログならびに販売先の(株)ハイドロシステム開発のHPよりご確認できます。

販売元

(株)ハイドロシステム開発
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