シングルビーム測深は、送受波器の直下の水深を測定します。浅海用の測深機は艤装も容易で比較的安価に調査を行うことが出来ます。当社では、千本電気(株)社のシンブルビームソナー測深機【PDR-2200W】とアカサカテック社のGNSS深浅測量システム【GPMate-ECHO】により深浅測量を行っております。なお、【PDR-2200W】の使用周波数は200kHZと400kHZの2種類のソナーを使用することで0.5ｍ～120ｍの測深範囲を網羅しており、沿岸海域だけではなく沖合の深海海域またダムの湖底を測深することが可能です。

シングルビーム測深の測深方法は、小型船舶に測深機の送受信器、GPSを艤装し測深する対象水域を航行しながら連続した水深（海底及び湖底地形）の計測を行います。計測結果は、専用の記録紙に記録されるとともに専用のシングルビームGNSS深浅測量システムによってPC内にデータを取得していきます。こうして得られたデータは、潮位や水位、水中の音速度等の必要な補正を行い、計測対象水域の水深データとして解析を行います。

当社は、操船誘導・データ収録・処理ソフトウェアとして(株)アカサカテック社のシングルビームGNSS深浅測量システム【GPMate-ECHO】を使用しております。このシステムは、GNSSの位置座標と音響測深機の測深値を時刻同期して、自船位置の深さをリアルタイムで表示・記録する 海岸、航路、河川、ダムなどで利用可能な深浅測量システムです。深浅測量だけではなく、旗入れ、浮標灯、漁礁設置などの目標点誘導にも使用可能なシステムです。